上社の音楽マンション

音楽家の集まるマンション「Grande Souche Kamiyashiro」のライトアップされたエントランス外観

BIMと音響デザインの融合で生み出す“音楽を楽しむための新しい住まい”

弊社では、プロジェクトの構想段階から完成後の運用に至るまで、上社の音楽マンション全体を一貫してプロデュースいたしました。
音楽マンションという独自テーマのもと、コンセプト立案・事業計画・需要調査・テナント誘致・イベントプロデューサーの選定まで、企画から運営までの幅広いフェーズをワンストップでご支援できるのが私たちの強みです。

初期段階からRevit活用 ― 事業の可能性を可視化

ボリュームスタディや収支シミュレーションはすべてRevitで実施。中庭型のボリューム案を3Dで瞬時に可視化し、投資収益物件としての方向性を明確に。さらに、設計バリエーションごとの数量・工事費概算を自動集計することで、根拠ある事業計画書の作成と金融機関との合意形成を実現しました。

音響×空間デザインの両立 ― BIMでしか実現できない設計検証

設計の詳細検討では、ihrmk一級建築士事務所と連携しながら、Revitモデル上で防音性能や音の拡散シミュレーションを繰り返しました。浴室・キッチンなどの住宅設備や給排水ルートまで3Dで事前検証することで、設計変更によるコスト増や現場トラブルを最小化。ほぼそのままの状態で確認申請を通すことに成功しました。

施工・運用フェーズでもBIMが活躍 ― 高品質な“音楽空間”をリアルに実現

工事段階では、細部まで作り込まれたBIMモデルをTwinmotionで施工会社と共有し、現場監督がリアルな3Dで仕上がりを常時確認できる体制を構築。フローリングや塗装などの素材選定もCGでシミュレーションしながら、お施主様の満足度を高めました。
竣工後には専門の音響測定会社による防音性能試験でも高い評価を獲得。さらに、中庭での音楽イベント、NFTアート展示といった多様な運用にもBIMモデルを活用し、**“使いながら進化する空間”**を実現しています。

専門性と技術力が創り出す“唯一無二”のプロジェクト

日本フィルハーモニーの方々からもコンサートホール並みの響きと評価されるなど、空間としての価値が証明されています。
音という目に見えない要素を、BIM×空間デザインの力で“体感できる空間”として可視化・実現できること――それが私たちSENSUOUSの最大の強みです。