曼荼羅の家

 仏間と茶室を曼荼羅のように中心に配置し、聖なる場所のまわりに日常が取り巻くような建築となっています。

 スキップフロアによりギャラリーからリビング、ダイニング、書斎、寝室へとゆるやかにプライベートな領域へと上がっていけます。

 八角の壁が敷地境界線まで延長した形になっており、壁構造により、放射状に大開口を開きそれぞれの先端にはさまざまな趣の庭が広がります。

 屋根に勾配をつけ、壁の立ち上がりにハイサイドライトを設けることで、自然光を積極的に取り入れるとともに、空間に多彩な表情を生み出しています。

 道路側からみると前面道路の勾配に沿ってギャラリーがスキップしていきます。
敷地:東京都麻布
敷地面積: 295㎡
建築面積: 170㎡
延床面積: 236.5㎡
構造:RC造 2階/地下1階
施主:仏教を大切にする、書道家 子育てを終えたセカンドライフ