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心育むOBISUGIモール

心育むOBISUGIモール

宮崎県日南市の油津地区において、既存スーパーマーケットの柱梁のみ残してダイナミックな大屋根をかけ街の交流拠点となるようなモールにリノベーションする計画をしました。「OBISUGIモール」では飫肥杉の周りに人が集い、波打つ大屋根がコンテナ広場・アーケード・やすらぎ広場をゆるやかにつなぎます。飫肥杉の成長と人の成長がリンクされて 飫肥杉をみると時間のながれを感じられ、「昔は・・・」と地元の仲間との会話も弾みます。 OBISUGIモールは地元の方にも愛される場所となります。飫肥杉を中心に、市民や観光客が集まる場。飫肥杉のあるモールは中心性とともにふれあいを与えます。

遷移する椅子

遷移する椅子

ある状態に至る途中にあるような形をした椅子です。 家具が人の活動においてのある状態を支えるものであるならば、体が定位置に落ち着く前の過程を支える形があってもいいのではないでしょうか。 これから起き上がるような寝転ぶような、運動エネルギーを持った体勢です。 ある過程における不安定な状態に身を置くとき、ある種の文脈のようなものが浮かび上がってきます。 この椅子に座ることで、文脈の中につながりを見出す私達は自然とアクティブになりコミュニケーションを生み出すことができます。

曼荼羅の家

曼荼羅の家

仏間と茶室を曼荼羅のように中心に配置し、聖なる場所のまわりに日常が取り巻くような建築となっている。スキップフロアによりギャラリーからリビング、ダイニング、書斎、寝室へとゆるやかにプライベートな領域へと上がっていける。八角の壁が敷地境界線まで延長した形になっており、壁構造により、放射状に大開口を開きそれぞれの先端にはさまざまな趣の庭がひろがる。屋根に勾配をつけ、壁の立ち上がりにハイサイドライトを設けることで、自然光を積極的に取り入れるとともに、空間に多彩な表情を生み出している。道路側からみる。前面道路の勾配に沿ってギャラリーがスキップしていく。

  • 敷地:東京都麻布
  • 敷地面積: 295㎡
  • 建築面積: 170㎡
  • 延床面積: 236.5㎡
  • 構造:RC造 2階/地下1階
  • 施主想定:仏教を大切にする、書道家 子育てを終えたセカンドライフ

絵本の森

絵本の森

木や絵本に触れられる森のようなキッズルーム。温かく落ち着きのある立林ゾーンでは、子供たちは好きな絵本を手にとってまるで木の下でピクニックをしているかのようにお友達やお父さん、お母さんと楽しいひとときを過ごすことができます。プレイゾーンには木のおもちゃがたくさん並び、マウンド型のソファに寝そべったり、楕円形のおもちゃエリアでお友達と自由に遊ぶことができます。 樹木のような形の柱、波打つ天井や湾曲した本棚が適度な領域と距離感を生み出し、 一人で立ち寄っても楽しめる空間となっています。 また音響心理にも配慮して、中高音域の音を波打つ天井がうまく拡散し、音場のかたよりをできるかぎりなくすことで、 会話が聞き取りやすく大人も安心して過ごせる場所になっています。 入口付近にはメッセージを交換できる掲示板や、円形の凹凸を触って楽しむことができるグリーンボードを設置します。 クリスマスには樹木型の柱を利用してデコレーションするなど、みんなの工夫次第で様々な使い方が見つかると思います。

スモック

スモック

タバコを吸う人、吸わない人。それぞれがお互いに空間を分け合って共存でき る空間を目指しました。ゆるやかに上下にわかれたり、ほんの少し閉じたり開 いたり。たがいの領域が完全に途切れることなくゆるやかにつながった一室空 間です。  また、神保町という歴史ある街との応答を考え、貴重な古書を展示できる棚や、 古書店街にある書物のアーカイブやお出かけスポットを検索できる機能を組み 込みました。  オフィスに来た人も、店舗に買い物に来た人やふらっと立ち寄った人も、コー ヒーを飲んだりタバコを吸ったりしながら本を読んだりリラックスしたりでき る場所。スモックはそんな場所になればいいと思います。

土の椅子

土の椅子

材料はもっとも身近な土。そこらへんにある土。圧縮には強いが、曲げとせん断にはほとんど抵抗力のないこの材料を足と背もたれのついた椅子にする。 土にセメントと水とマイクロファイバーを混ぜることで、型枠に流し込んで自由な形状が実現でき、硬化後は曲げとせん断にも強い材料となる。 ワッフルスラブのような構造的にも軽量化という意味でも合理的な幾何学を用いた。

  • 重量:60kg
  • 渋谷ファイアストリートの商業ビルにおいて開催「KAGUTEN」にて展示された。

23音の花弁

23音の花弁

日本では古来から様々な形で音を楽しむ文化が芽生えていた。 雨音がメロディーをかなでる水琴窟やししおどしの音、風の流れを楽しむ風鈴の音。 虫や動物の鳴き声を様々な形で文語として表現しているのも環境音に対する興味の表れである。 こうした単純で原始的な音が持つ魅力を現代のコンピューター設計の技術を用いて、充分に引き出す提案。 この茶室は木琴でもあり、土台に配置された23鍵の音板を風や雨水によって振動するはなびらが打撃することで、偶発的なメロディーが奏でられる。 赤ちゃんの泣き声はA4(440Hz)に近いと言われる。A4は人間の耳に最も聞き取りやすい音とされオーケストラのチューニングや電話の呼び出し音にも使われる。この最も根源的な音を基音に定め、上下に完全5度ずつ音域を拡張して得られるG4,D4,E4と8Va低いA3 の5音をある種の音階と定めた。この5音は3音ずつで計15回現れ、それ以外の8音 には立体的にねじれた不思議な音響が現れるように5音との関係を考えて適当なものが選ばれた。この音の連なりは時に牧歌的なメロディーとして、また時に敬虔なコラールのようにもきかれるかもしれない。そこにしかない風やせせらぎの音、そして木琴の音。これらを体全体で感じながら、茶会は取り行われる。

LOVE ベンチ

LOVE ベンチ

都市の輝かしい光の中にどこかむなしさを感じるときがある。あかりの本質とは何かをもう一度問いたい。決して自然の光に勝ることのできない都市のあかりはもっと揺らぎを持ちささやかなものであるべきだ。生命の源である海は様々な光に満ちている。まるで海ほたるが集まったかのような光を放つベンチに人が腰掛けるとそこを中心にして光が弱まる。何人も腰掛ければ自然に公共空間におけるパーソナルスペースが浮かび上がる。その光景を見て新たに人が集まり、人と人との声のない対話が光の光景として広がっていく。

  • 屋外照明デザインコンペにてファイナリストに選ばれる
  • 丸の内の「エコッツェリア」と「アーツ千代田3331」にてパネル展示される

Digital Tea House

Digital Tea House

発想の原点はお茶碗です。表面に浮き出ている文様やお茶碗自体の形は、それが表す自然の不完全さにより、豊かな表現がなされていると言えます。この揺らぐ模様をCNCルーターという最新鋭の木材加工機械を用いて合板という身近にある安価な材料で表現しようと考えました。 日本の伝統的な茶室は内部の光をコントロールするために非常に合理的に窓の位置や壁の色などを決めています。この伝統的な建築を現代の技術の文脈の中で再解釈し表現しました。にじり口や窓を波のゆがみや密度、奥行で表現しました。外から見ると開放的に見えますが、畳にすわると視線の高さには外の景色があまり見えずに上から光のみが入ってくる空間です。

  • 新建築2010の10月号に掲載
  • 新宿のオゾンリビングセンターにて展示された
  • 東京ビッグサイトの木材展にて展示された

ヘアーアイロン

ヘアーアイロン

ヘアーアイロンの試作。手にフィットする形をモデリングしました。